F1ビジネス―さらにの自動車戦争を読んだ

F1ビジネス―更にの自動車戦争を読んだ。第3期ホンダF-1を、HRD初代社長として指揮した著者による、「F-1ビジネス」の舞台裏を記した本。
内容的には「暴露本」的モノではない。
F-1チーム運営にかかるコスト、F-1という「興行」が取りだすお金とそれを取りまく利権、その利権を司るバーニー・エクレストンという、F-1をルールの面で抑えるマックス・モズレーの支配が如何にして成立したかの解説、2007年に露見したメーカー系チームの離反計画の内幕などが、具体的な金額を含めて記されている。
「モータースポーツ」って叫ぶには政治的になりすぎていると批判のある昨今のF-1の「実像」を解る上で、非常に有効な本としてうる名著。
ただ一方、著者の退任時期の関係からF-1チームのマーケティングを裏返す壮大な実験(結果的には大失敗におわり、ホンダはF-1撤退に至ったのだが…)だった「earthdreams.com」についての論評、著者の評価が記されていなかったのはちょい勿体ない。チーム運営といったお金の関係それぞれの支出項目などについても詳述されている。
そのためモータースポーツチーム運営(F-1はそれぞれの支出項目の金額がべらぼうなだけなんです。
コレを以てスケールダウンしていけばありとあらゆるモータースポーツのチーム運営に応用できる)の本としても使えるとおもう。セダン 人気